■マイクロステークスをぶちのめせ
マイクロステークスとは.10/.25セント卓までのことを指します
オンラインポーカー界では.01/.02卓を2NL(two no-limit)、.02/.05卓を5NL、と呼んだりします
50NLからはスモールステークスと呼ぶようです
動く金額からして全くスモールではないと思いますがそれはひとまず置いておいて
ここではマイクロステークスで役立つらしい基本的な戦術や考え方を紹介しようと思います(*´ω`*)
・魚をいっぱい釣りましょう
お魚さんは麻雀でたとえると、いわば第1打にドラを毎回切ってくれちゃってる人のようなもんです
こういった初心者相手には愚直に教科書通りの麻雀を打っていれば自然と勝てますよね?
麻雀には相手を縛るためのブラフ鳴きやトリッキーな仕掛け、河の細工などなどいろんな小手先の技術がありますがどれも初心者には通用しませんし使う必要もありません
ポーカーも似たようなもので
フィッシュ相手にはブラフやトリッキーなスロープレイは通用しませんしそもそも使う必要もないです
素直にABCポーカーを打っていれば相手が勝手に募金していってくれます(*´ω`*)
・「魚魚聞き飽きたんだけどどうやって勝つんだよksg(#^ω^)」
主な収入手段はRaise→C-betとValue Betになります
ポットをゲッツするまでの流れを書いてみると
1. 良いハンドが入る
「良いハンド」については後述します
2. レイズして参加人数を絞る
この時点で出来ればヘッズアップまで絞りたいところです
レイズ額は私は4xBB+リンパーにつき1BBにしています
3xbb-5xBB+α程度の間ならどこでも良いと思います
ルースな卓ではスターティングハンドを絞って、行くと決めた手は5xBB
タイトな卓では多少ハンドを広げて3xBB、などと卓の感触によって変えるのも良いでしょう
ここでレイズしたらAAなのにみんな降りて1.5BBしか貰えなかったよう(´;ω;`)なんてこともよくありますがしょうがないです
3. とりあえずContinuation-bet(継続ベット)を打つ
AKをもってようとフロップは3割の確率でしかヒットしてくれません(´・ω・`)
その3割がヒットしたときだけしかポットは取れないと考えるのは間違いです
C-betというのはポットの60%-80%程度のベットでこれは相手からすると
( ^ω^) プリフロで4倍レイズしてフロップでもベットだってお
( ^ω^) 結構強そうだお
(;^ω^) まぁこっちもあんまりいい手にならなかったからやっぱり降りるお
「プリフロップでレイズから入った」という立場を生かしたプレイですね
ヒットしてなくてもC-betを打ってみたら相手が降りてくれてポットが取れることは多々ありますのでまだあきらめちゃいけません
逆に手が出来てないのにここでコールされたらだいたいあきらめて良いです
また、相手が2人以上いるときやフロップが89Tスート2枚などとドローが非常に濃くて降ろせなさそうなとき、
相手がとにかく何でもコールする人などのときも収支+にはなりにくいので打たなくても良いです
良い感じの手が出来てるときはそのまま相手が抵抗を見せるまでそのままターンとリバーもポットの7割8割ベットベットで行きましょう
自分に良い手が入ってるときにベット額を調整して相手により弱い手でコールをさせチップを最大量搾り取ることをValue Betといいます
相手が抵抗を見せるまで、と言うのもミソです
このレベルの卓だとブラフベットはあってもブラフレイズをしてくる敵はほとんどいません
相手にもよりますがベットベットで突っ込んでいったらレイズされた、なんて時はだいたいトップ2ペア〜ナッツ級のハンドを持っていることが多いです
特にターンでレイズされた場合、TPTKや2ペアを捨てることも考えるべき場面です
Value Betの考え方は今後ずっと使っていきます
プリフロでQQキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━オールインやあああああああド鉄板フィッシュコールしろやあああああというのは理解できなくもないですが
少しレベルが上がったり打てるメンツがいたりするとKK+/AKくらいでしかコールしてくれなくなります
そのベットは自分より弱い手でもコールしてくれそうなベットですか?
そのベットは自分より強い手がフォールドしてくれそうなベットですか?
この2点を常に意識する必要があります
たとえばKKが来たとしましょう
レイズで入って1人コールでフロップがA32レインボー、相手はチェックして自分に行動が回ってきました。相手はそれなりに打てる人だとして、どうします?
KKだからベットに決まってんだろksgwwwwwwwwwと思ったあなた
m9(`・ω・´)だめです
そのベットは自分より弱い手でもコールしてくれそうなベットですか?
フロップがスカったKQKJQJetcetc、は全部フォールドしますよね
2x/3xは22/33以外まず参加してないでしょう
JJQQはプリフロでもう少しアクションがありそうなのでコールしそうなのは44-TTくらいでしょうか
そのベットは自分より強い手がフォールドしてくれそうなベットですか?
Ax/22/33/54はどう考えてもコールしますしほぼ降ろせません
それなりの良い手を持っているのにベットをしたら自分より強い手しか残らないようなベットは禁物です
それなりの良い手なら安くショーダウンまで持って行けばいいわけですから。
組み合わせ数的に Ax/22/33/54>>>>44-TT なのでベットをコールされた時点でだいたいKKはつぶされてます
なのでこの場合はチェックでそこまでポットをふくらまさずにショーダウンまで持って行くのが良いです(*´ω`*)
チェックでまわしてターンがQ
相手がベットを仕掛けたとしましょう
フリーカードをあげたことによって相手のハンドが少し広がりました
ここで相手がベットしそうな手のうち、コールして負ける手と勝てる手を考えてみると Ax/22/33/54には負け Qx/44-TT/bluff には勝てることになります
チェックチェックでまわり相手がブラフを考えてもおかしくないということでブラフも入れてみました
さっきの Ax/22/33>>>>44-TT と比べると天秤がかなり平たい状態まで戻ったと思いませんか?
この一連のプレイで勘違いしてほしくないのは、「KK持っててもフロップにAが出たらそんなに怖がらないといけないの?(´・ω・)くそげーすなぁ・・・」ということではなく、Aにビビってるというわけでもないってことです
KKはショーダウンまで持って行っても価値がある上、ベットをしてもより弱い手はコールしない。ゆえにチェック、という論理的な思考をたどって欲しいのです
たとえばハンドがKKではなく88だったとしましょう
この場合はフロップはほぼ100%ベットしなくてはいけません
今現在勝っているハンドにフリーカードをあげてターンに9以上のカードが落ちてまくられることを防ぎたいからです
・微妙な強さのハンドは慎重にプレイする、というか慣れるまでプレイしない
UTGでAToをもらってレイズしたとしましょう
1人参加してフロップはAQ6レインボー。
とりあえずポット7割のベットを入れたところレイズがふっかかってきました
(^ω^)・・・
(;^ω^)どうすんのこれコールすんの
( ^ω^)とりあえずAワンペアあるしコールしてみてちょっと怖いからターンはチェックしよう
(;^ω^)うわぁチェックしたらターンもベットされたお・・・
ありがちなことですがこういった手では自分の手の立ち位置がよくわからなくなったりします
ターンのベットをみてあきらめることができればまだマシなほうですが
(#^ω^)この魚には今日ずっとやられっぱなしなんだお!!!!うんこ手で参加して2ペアとかなんなんだお!!
(#^ω^)どうせブラフかもっと弱いAにきまってるお!!!!I call!!!!
なんてことになってリバーまで付き合うと大抵ひどいことになります
AT、AJ、KJ、QJ、KT、QTなどなどの手がトラブルハンドと呼ばれるのは理由があって
ベストハンドのときは小さくしか勝てないけども、ドミネートに捕まった場合は大きく負けるハンドだからです
絵札2枚は確かに強そうに見えますがレイズをコールしたりアーリーポジションからはプレイすべきハンドではないです
・じゃあどういう手で参加すればいいの
レイズで入る手↓
UTG/UTG+1: AQs, AK, 77+
MP1: AJ+, 55+
MP2/3: AJ+, KQs, 22+
HJ/CO: AJ+, KQ, QJ, 22+
BTN: A9+、A8s+, KQ, KJ, QJ, 22+
かなりタイトなリストになりますが最初はこんな感じでいいです
スーコネは忘れて良いですマジで
ドローハンドを正しくプレイするのは
特に最大バイインが100BBのエベポではかなり難しいです
基本的にレイズorフォールドで
リンプは目の前に2人以上リンパーがいて22や54sが来たときくらいにしましょう
慣れてきたら
C-betをボカスカ打つのにも抵抗がなくなってきたら
ポジションによってスーテッドコネクターやJ9oなどなどにもハンドレンジを広げていきましょう
プリフロップの行動順: UTG→MP→HJ→CO→BTN→SB→BB
フロップ後の行動順: SB→BB→UTG→MP→HJ→CO→BTN
ポジションは非常に大事です
ポジションがある=後出しじゃんけんができる くらい強いです
これを頭にたたき込みましょう
自分の前にリンパー(or後ろにリンパー予備軍)がいる場合、その人に対してフロップ後のポジションがあるかどうかを常に確認してからプレイを決めること(`・ω・´)
SBやBBだとコールするのに必要な額が0.5BB/1BB少ないのでついついいろんなハンドでフロップを見に行きがちですがこれは罠です
SBコンプリーションもだいたい罠です
ポジションが最悪だからです。
SBまでフォールドで回ってきたとき以外、これらの位置からプレイするハンドはUTG以上にタイトに絞るべきです
レイズをコールするのは22+, AK, AJs+, KQsくらいにとどめるべきです
・お魚さんの種類一覧と釣り方
PT3やHMのHUDがあると非常に便利です
VPIP = 参加率
PFR = プリフロレイズ率
1. 多面打ちロック (VPIP3~10/PFR2-8)
左にいる場合ひたすらブラインドうめぇwwwwができます
ボタンまでフォールドで来たらカード見ずにレイズしても9割フォールドしてくれるので余裕の期待値+
フロップまで付いてこられた場合はあまり関わらない方が良いです
フロップでレイズされたらだいたいセットorオーバーペアを持ってるのでTPTKを捨てることも考えましょう
2. コーリングステーション (30+/10)
一番おいしいタイプです。ボトムペアで余裕のポットベットコールとかしてくれちゃうのでValue betがてきめんに効きます
自らはほとんどベットを仕掛けてこないのでわかりやすいです
コーリングステーション相手にはC-betの基準を引き上げましょう
あとブラフは効きません(´・ω・`)
3. ドンキー (30+/30+)
コーリングステーションまでは行きませんがこのタイプもかなりおいしいです
非常にルースでアグレッシブで、donk-bet(フロップでプリフロップレイザーのC-betを待たずに先打ち)を多用します
ひたすらに相手を降ろしたがるのでTPTK+でフロップコールターンレイズがよく効きます
脳筋っぽい人が多いせいかターンレイズを煽りと勘違いして、信じてくれずにリレイズオールインとかやってくるのでおいしくいただいちゃいましょう(*´ω`*)
4. できる子 (12-18/10-16)
きちんと考えてポーカーを打てる人たちです
タイトアグレッシブに打ってるとこんな数字になります
ただ行動がかなり一律だったりする人もいるので相手のパターンが見えたらちょいちょい裏をかいてみるのもいいかも
火傷注意(*´ω`*)
5. ショートスタック (20-50BB持ち)
こいつらを相手してるときはだいたいもうオールインされてジャンケンゲームになってます
フィッシュっぽい子が多いのですが勝負して勝っても実入りが少ないので相手するのもちょっと面倒な相手です
インプライドがないので55以下のセット狙いのペアやドローハンドが価値を失います
KJ、AT、66とかでもオールインを掛けてくるので納得できるハンドでコールしてやりましょう
ショートスタックが他のプレイヤーから運良くダブルアップしたときは狙い目です
倍のスタックでも元と同じ基準でオールインしてくれたりするからです
6. よくわからないひとたち
プレイヤーについて履歴が浅かったりどうプレイするのかよくわからない場合は情報がたまるまでそっとしておいた方が良いです
見えない相手とはケンカしないように(`・ω・´)
・バンクロール管理
最大バイインの20倍はもってからそのレートに挑戦しましょう
トーナメントはバイインの50倍は必要です
1バイイン失うのが怖くてはポーカーは打てません
・総括
- フィッシュ相手にはひたすらValue bet
- ファンシーになろうとしないかっこつけない
- スロープレイしない
- 微妙な立場に自分をおくくらいなら降りるべき
- 自分の手札よりも相手とポジションに注目
- もっと降りる
- しばらく良いカードが引けないからってUTGからKToをぶっぱなしたりしない
- tiltするくらいなら抜いてすっきりしよう
- もっと降りる
- インプライドがない限りドローは引かない
- インプライドを過大評価しない
- 理由が見つけられるまで相手をフィッシュ認定しない